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今!読まなあかん本100選・・・時々、健康とか

読み出したら止まらへん!寝る間も惜しんで読んだ「珠玉の一冊」・・・・と、人生の折り返しを過ぎた管理人の健康について語るスレ

今なお新しい!40年前の作品SF小説。

 

 

【タイトル】 星を継ぐ者


【著   者】 ジェイムズ・P・ホーガン


【ジャンル】 英米SF


【内容紹介】
ハードSFの巨星が一世を風靡した歴史的傑作。

星雲賞受賞。

月面調査隊が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。

すぐさま地球の研究室で綿密な調査が行なわれた結果、
驚くべき事実が明らかになった。

 

死体はどの月面基地の所属でもなく、

世界のいかなる人間でもない。

ほとんど現代人と同じ生物であるにもかかわらず、
5万年以上も前に死んでいたのだ。

 

謎は謎を呼び、一つの疑問が解決すると、

何倍もの疑問が生まれてくる。やがて木星の衛星ガニメデで

地球のものではない宇宙船の残骸が発見されたが……。

 

【最も参考になったレビュー】
人類の起源について想像を絶するような仮定を

本格ミステリの要素をふんだんに盛り込んで

編み上げたハードSF巨編です。

 

私はSFというものはあまり読みませんし、

かりに読むとしてもファンタジーの要素の

強いもののほうを好むので、この作品のように

ハードSFとよばれるジャンルのものは

ほとんどお初といってもよいと思います。

 

そんな私にこの作品は、人間というのは

果てしない想像力を備えた偉大な生き物なのだ

ということを感じさせ、脳髄がしびれるような
心地よい読書体験を与えてくれました。

 

そしてぜひ指摘しておきたいのは、

翻訳を担当した池央耿氏の類いまれなる能力です。

氏が巧みに操る日本語は天下一品。

 

翻訳小説では時に読書の流れを止めてしまうような

つたない訳文に出くわすことがありますが、

池氏の訳文は実にわかりやすく、
また文学的な美しさに彩られています。

 

翻訳小説というよりもこの作品がそもそも

最初から日本語で書かれたかのような錯覚に陥ります。

 

お見事としか言いようのない仕上がりです。

これだけの英語翻訳が出来るのは

今の日本では柴田元幸氏か池氏くらいではないでしょうか。

 

このすぐれたSF作品が池氏のようなすぐれた翻訳家と

日本で邂逅したというのは、

まさに天の配剤としか言いようがありません。

 

そしてその日本でこの本が読めたことに感謝したいと思います。